平湯の大ネズコ | フローリング総合研究所
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2020.11.13

平湯の大ネズコ

ネズコはヒノキ科ネズコ属の針葉樹で別名「クロベ」。ヒノキ、サワラ、コウヤマキ、ヒバと並び「木曽五木」のひとつに数えられる有用材で、国有林でも保護されてきた樹種である。平湯キャンプ場の登山道である急な坂道を約20分登っていくと、ササの茂みから突然「平湯の大ネズコ」が姿を現す。この木の保存会の会長という方が、撮影している私に声をかけてくださった。平湯地区はかつて「山奥の秘境」といわれるほど不便な土地で、非常に貧しかったという。そのため、戦中・戦後には営林署から炭焼き用に伐採の特別許可が降りたが、このネズコだけはあまりの巨大さに取り残されたという話だった。現在では、地区の名所として大切に保全されている。

指定:森の巨人たち百選
所在地:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
樹種:ネズコ(クロベ)
樹齢:推定1,000年
樹高:23m
幹周:7.6m
撮影:2003年
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