フローリングの継ぎ目の剥がれ | フローリング総合研究所
2023.03.15
剥がれ・ひび割れ継ぎ目部分の剥がれ

フローリングの継ぎ目の剥がれ

現象|フローリングの継ぎ目の剥がれ

生活するうちに起こってしまったフローリングの剥がれ・・・。表面のささくれから怪我につながる危険もあり、特に小さなお子さんがいる家庭等では出来るだけ防ぎたい、早く直したいトラブルではないでしょうか。今回は、「フローリングの継ぎ目部分に剥がれが起こってしまった」時の原因やその予防法、直し方についてご紹介します。

原因


フローリングの剥がれは、日常生活の中でフローリングに徐々にダメージが蓄積されることが原因で起こります。

特に、フローリングの継ぎ目部分に「保護材を付けていない椅子」や「コマが摩耗した掃除機」等が引っ掛かると、剥がれが生じやすいので注意が必要です。

予防法

椅子やキャスター家具等をよく動かす場所では、
✔カーペットやマットを敷いてフローリング表面を保護する
✔家具の脚の裏にフェルトを貼る
✔保護用ソックスを履かせる
等が効果的です。

※ただし、保護具にゴミが付いた状態で引きずると同じように傷が付いてしまいます。時々、保護具のそうじも行うようにしましょう。

また掃除機については、定期的に吸い込み口の点検を行い、コマの摩耗などの不具合が無いか確認を行って下さい。

直し方

剥がれの程度や範囲によって、直し方が変わります。(下図参照)

今回の場合は剥がれの範囲が広かったため、剥がれが生じたフローリングを部分的に削って新しいピースを貼り付ける、「ピース貼り替え」を行いました。専門業者でないと行うことはできませんので、施工会社を通じて専門業者に連絡を取り、補修してもらいましょう。

(天然木を使ったフローリングの場合)

 自分で直せる!業者に依頼
 傷の程度・範囲『軽微な傷』

『軽微な凹み傷』

『広範囲・大きな傷』

 補修方法床用ブラッシュペンを使用して傷を目立ちにくくする
傷の補修方法はこちら
▼市販の補修パテを使って傷を埋め、目立ちにくくさせる
傷の補修方法はこちら
▼部分的にフローリングを剥がし、新しいものに貼り替える『ピース貼り替え』(※1)を行う
 メリット▼自分で補修できる(※2)▼自分で補修できる▼傷が完全になくなる
 デメリット▼傷が完全になくなるわけではない
▼傷が完全になくなるわけではない
▼専門業者でないと行えない

 

(※1)部分的に貼り替えた場合、周囲のフローリングが日焼けによって色変化しているため、貼り替えた部分との色差が目立つことがあります。お気をつけください。

(※2)木目柄等が印刷された「シートフローリング」の場合、表面の樹脂シートが裂けるような傷が入っていると、ブラッシュペンでの補修はできません。お気を付けください。

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