用語集

あ行

厚単板<あつたんぱん>
一般的に厚さ0.5㎜~1㎜程度に突いた(スライスした)単板のこと。
生節<いきぶし> -Live knot-
枝がまだ生きている状態のまま幹に包み込まれた状態のもの。生節は周囲の組織とのつながりがあり、抜けることはあまりない。
板子<いたご>
丸太から四方を荒挽きした材。
板目<いため>-flat grain
木材を年輪の接線方向に挽いた時に出る木目 。年輪が、たけのこのような模様であらわれる。
薄単板<うすたんぱん>
一般的に厚さ0.18㎜~0.4㎜程度に突いた(スライスした)単板のこと。

か行

環孔材<かんこうざい> -Ring-porous wood-
道管が年輪の境界に沿って配列している木のこと。年輪がくっきりと浮かび上がって見えるため、はっきりとした木目が多い。
含水率<がんすいりつ>
測定する木材の絶乾重量に対する現在含んでいる水分重量との比率。
木裏<きうら> -back side-
木を製材したとき、樹心に近い切断面のこと。乾燥すると木裏面を凸にして反りやすい。
木表<きおもて> -face side-
木を製材したとき、樹皮に近い切断面のこと。
腐れ節<くされぶし>
腐朽している死節のこと。
交錯木理<こうさくもくり> -interlocked grain-
らせん木理の方向が周期的に反対方向になり、木理が交錯しているものを交錯木理という。樹種によって周期はかなり安定しているものもある。主に熱帯産の樹種に見られ、著しい例はラワン、サペリなどに見られ、日本産ものではクスノキ科の樹種に軽度のものが見られる。
交走木理<こうそうもくり> -cross grain-
木理が樹軸あるいは材の軸方向に平行でない場合を総称したもの。この中には斜走木理、らせん木理、交錯木理、波状木理などが含まれる。
広葉樹<こうようじゅ> -broad leaved tree-
針葉樹に比べて1億年遅れて発生した樹種で、その構造は主として道管と木繊維によって構成されており、非常に複雑である。
木口<こぐち> -end grain-
樹木を幹や枝の軸に直角に切ったときの断面のこと。通常、温・暖帯の樹木では同心円状の成長輪(年輪)が現れる。

さ行

逆目<さかめ>
木理に逆らって切削したとき、先割れが被削面に深く入って、材面がみぐるしくなること。
散孔材<さんこうざい> -Diffuse-porous wood-
年輪の間に道管が分散している木のこと。年輪がはっきりとは見えないが、木目は緻密で繊細な表情をしたものが多い。
死節<しにぶし> -Dead knot-
枯れた枝が幹に包み込まれた状態にあるもの。つまり周囲の組織との間につながりがない。死節を製材したりするとしばしば抜け落ちてしまい、抜け節になる。
順目<じゅんめ、ならいめ>
木材の加工する面の繊維方向が、刃物が通る方向に合っているいる面のこと。
心材<しんざい> -heart wood-
木材の中心部分で、死細胞だけからなる材の部分。一般的に辺材よりも酸化作用を受け、材色が濃い場合が多い。
針葉樹<しんようじゅ> -conifer-
約2億年前に地球上に発生した植物で、その種子が果肉に覆われていない構造なので別名裸子植物とも呼ばれている。針葉樹には道管がなく、主として仮導道管だけで構成される単純な細胞組織で、道管孔がなく、無孔材とも呼ばれる。
スリップマッチ<すりっぷまち>
突板を切削した順に並べて貼っていくデザインで、ほぼ同一の木目が微妙に変化しながら連続して続いていく木目が特徴。
早材/春材<そうざい> -Early wood-
長輪の中で成長期の始めに形成された密のが低く細胞が大きい部分。

た行

通直木理<つうちょくもくり> -straight grain-
木理が樹軸あるいは材の軸方向に平行である場合。
突板<つきいた>
美しい木材(銘木)を0.2㎜~1㎜厚み程度に薄く突いた(スライスした)もの。単板と呼ぶこともある。
特厚単板<とくあつたんぱん>
一般的に厚さ1㎜~2㎜程度に突いた(スライスした)単板。

は行

膨潤・収縮率<ぼうじゅん・しゅうしゅくりつ>
木材が水分の吸湿と放湿で起こす膨張や収縮の割合。一般的な木材で接線方向、半径、繊維方向における比率は、20:10:1くらいで、接線方向が最も大きくなる。
波状木理<はじょうもくり> -wavy grain-
木理が波状を示す場合をいう。木材を割ると材面は波状の凹凸を示す。
肌目<はだめ> -texture-
材面における構成要素、細胞の相対的大きさや性質などを指します。一般的に道管のφが大きいものを「粗」、φが小さいもの又は年輪幅が小さいものを「精」という。ときには、均一、不均一、平滑などという表現がされることもある。
葉節<はぶし> -Pin knot-
ごく細かい節が集合して存在していること。
晩材/夏材<ばんざい> -Late wood-
成長期の後半に形成され、密度が高く細胞が小さい部分。ちなみに成長輪が年輪であれば、早材の部分は春、樹木の肥大生長が旺盛な時期に形成され、晩材の部分は夏の終期、肥大生長の衰えた時期に形成されたものである。
挽き板<ひきいた>
挽き板とは、突板ではなく、回転する鋸(のこ)刃で切り出した板のこと。 のこくずが出る分、歩留まりが悪くなるが、突板では困難な厚みのある板をつくることが出来る。
節<ふし> -knot-
木の幹の中に取り込まれた枝のこと。生節と死節に大別される。
ブックマッチ<ぶっくまっち>
突板を切削した順に並べて貼っていくデザインで、ほぼ同一の木目が微妙に変化しながらも連続して続いていく。 スリップマッチのように切削順にただ並べるのではなく、表裏を交互に並べることにより、左右対称の木柄になり、美しいデザインパターンになる。
歩留まり<ぶどまり>
原木(丸太)の投入量から期待される生産量に対して、実際に製品となった生産量の比率。
フリッチ<ふりっち>
丸太の三方または四方を粗挽きして、杣(そま)角にした材。これから突板(単板)をとる。
辺材<へんざい> -sapwood-
木材の外周部分で、実際に木材の生理的活動を行っている材の部分。

ま行

柾目<まさめ>-cross grain-
木材を年輪の目を断ち切るように年輪に対し直角に近い角度で切り出した板の表面に現れる直線的な木目のこと。
銘木<めいぼく>
一般的に農林規格の一番よい等級の木材以上に優れた鑑賞価値を持っている木材。
木理<もくり> -grain-
材面または材の中で木材を構成する細胞(とくに軸方向に配列する)がどのような配列をし、どのような方向をとっているかを示すための言葉。大きくは通直木理と交走木理に大別される。

ら行

螺旋木理<らせんもくり> -spiral grain-
旋回木理あるいはネジレ木理などとも呼ばれる。木理が樹軸に対してらせん状に走っているものを指す。樹種によっては樹皮にまで同様の傾向がはっきりと認められるものがある。らせん木理の著しい例はカラマツ、アスナロなどに見られる。
ランダムマッチ<らんだむまっち>
同じ樹種で、色調や木目の微妙に違う突板を数種類ミックスして、全体が調和するように張り合わせたデザイン。
ロータリー単板<ろーたりー単板>
原木を固定し、丸太の中心を軸にして回転させながら平行に刃物を当てて、連続してとる突板のこと。