2015.01.27

兼六園の根上り松

今年の夏は全国各地でいろんな自然災害が多発し、大きな被害が出ました。巨樹巡りの取材旅行もそんなことで予定を何度も変更せざるを得なくなり、急遽、庭園木を紹介することにしました。
「金沢の兼六園」の根上り松は決して巨樹ではありませんが、今でも人手をかけながら育てているまさに、人工的珍木で、当園の眺望におけるホットスポットになっています。とくに雪見の雪吊は冬の風物詩として情緒をそえています。
江戸時代(17世紀後半)加賀藩の庭園として造られたことに端を発するとありますから、340年位の歴史を持っています。「兼六園」は「水戸の偕楽園、岡山の後楽園」とともに、日本三名園のひとつとして知られています。

兼六園の命名の由来は「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望」の六勝を兼ねるという意味からきていると言われています。
各地でみられる「根上り松」は自然まかせで、雨水の浸蝕により根元がえぐられ、根が露出してできる災害木が大半であります。一方、この松は高く盛り土をしたところに松を移植し、年月と手間をかけてつくるという造園技術にあると伝えられています。
「大樹深根」の奇形の一種と言えるかも知れません。

データ

所在地 金沢市兼六町
幹周り 4m
樹高 16m
樹齢 推定200年
種類 クロマツ

大木・霊木マップ

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